日墨外相会談に係る共同プレスリリース
 

 

 

(平成20(2008)年12月8日)

 

2008年12月8日、中曽根弘文日本国外務大臣とパトリシア・エスピノサ・メキシコ合衆国外務大臣は、東京の外務省において友好的な会談を行い、二国間関係、国際場裡における協力及び地域情勢について意見交換した。

 

  1. 両外相は、本年が日墨の外交関係樹立120周年にあたり、また、2009年から2010年にかけて祝う400周年の機会に二国間関係を強化する意思を表明した

  2. 両外相は2003年に合意した戦略的パートナーシップが着実に進展していることに満足の意を表明し、政治、経済、貿易及び協力の分野における両国の補完関係を確認した。

  3. 両外相は、最近の首脳、外相、次官級の会談開催を強調し、政治対話の深化に向けハイレベルの会合の開催継続の決意を確認した。

  4. 両外相は地球規模の重要な課題について協力を強化するため、政治対話を活用する重要性で一致した。その一環として、国際金融危機に取り組むために、米国ワシントンで行われた金融・世界経済に関する首脳会合で採択された首脳宣言を歓迎し、金融市場改革のための行動計画の指針となるその共通原則を強く支持することを再度確認した。同様に両外相は各国が国内でこの合意を実施する方法について意見交換した。

  5. 両外相は地球規模の課題を解決するべく先進諸国と新興諸国との対話の重要性を認識した。その関連で、エスピノサ外相は北海道洞爺湖サミットにおけるG8とG5との間で行われた対話の重要性及びイタリア政府が次回のG8サミットの対話にG5を招待したことを指摘した。

  6. 両外相は、国際連合安全保障理事会改革の必要性を改めて確認し、その早期実現に向けて協力していくことの重要性について意見の一致を見た。また、日墨両国は2009年から2010年にかけて、国際的な責任を有する安全保障理事会メンバ-として安保理に関係するテーマについて日墨両国が常時対話し、国際の平和と安全の維持に貢献するため協力する意思を表明した。

  7. 両外相は、国連気候変動枠組み条約及びバリ行動計画で示された共通だが差異ある責任と各国の能力の原則に基づくとともに、日墨両国は国際社会に占める責任に相応しい形で参加する実効性のある2013年以降の枠組みづくりに積極的に参加することを確認する。そのために、今後とも緊密に協議していくことで意見の一致を見た。

  8. 両外相は、特に経済社会分野や開発推進の分野で、国際連合のプログラムにおいて人間の安全保障の普及及び実効的適用に向け協力していくことで意見の一致をみた。

  9. 両外相は、両国間の貿易・投資を深化させるため、発効後約4年が経過する経済連携協定の成果・結果について意見交換した。メキシコ側は2009年以降予想される協議への期待を表明した。さらに、エスピノサ外相は、特にインフラ、エネルギ-分野でメキシコが日本に提供しうる投資機会を強調した

  10. 両外相は、短期間に成果をあげるべく交流協力戦略協議を活用する必要性を認識した。また、日墨友好基金の一層の活用について今後議論していくことで意見の一致をみた。さらに、日墨交流計画の重要性を強調し、同計画の円滑な実施を確保する重要性を強調した。

  11. 中曽根外相は、我が国で開催予定の次回FEALAC(東アジア・ラテンアメリカ協力フォーラム)外相会合へのエスピノサ外相の参加を要請した。エスピノサ外相は謝意を表明し、参加すると述べた。
 
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