去る2月24日、メキシコ連邦下院において日墨交流400周年のオープニング事
業が盛大に行われました。以下、その報告です。
1.オープニングセレモニー及び記念展示会
(1)概要
ゴンサレス下院副議長(ドゥアルテ下院議長代理)、ロペス下院墨日友好議連会
長、田中日墨交流400周年実行委員会委員長及び小野大使がそれぞれ記念スピー
チを行った後、鏡開き及びテープカット、雅楽の演奏が行われました。また、小野
大使がゴン
サレス副議長他来賓を案内してパネル展示の説明を行った他、京都外国
語大学から借り受けた長さ14mの絵巻物を広げて参加者に披露しました。
(2)出席者
本件行事には、連邦下院関係者、メキシコ政府関係者、州政府関係者、外交団、日系人、在留邦人を中心に250名近くが参加しました。また、アルバレス外務省ア
ジア太平洋局長、ガルベス元駐日大使、ニシザワ画伯が同席したほか、エンセナー
ダ日系人協会会長などの地方からの参加者もありました。
(3)記念展示会
日墨間の400年の交流を説明した写真パネルの展示、ひな人形や浴衣等の広報
グッズを利用した日本の祭りに関する展示、京都外国語大学から借り受けた5冊の書籍と巻物の展示を4日間にわたり行いました。
2.記念講演会
(1)概要
大垣貴志郎京都外国語大学教授が「遭遇から出会いへ(Del encuentro al
encuentro)」というテーマの下、ロドリゴ・デ・ビベロ
の遭難と帰還、栄寿丸の遭難と救助、メキシコ天体観測隊の日本訪問、日墨修好通商条約の締結、日本人のメ
キシコ移住などについて約1時間にわたり講演をしました。
(2)出席者
本件行事には、連邦下院関係者、日系人、在留邦人を中心に70名近くが参加しました。
3.当日の様子
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