日墨保健医療分野に関わる国際シンポジウムが開催されました

 
 

 

 

2月10日(火)、メキシコシティの国立ゲノム医学研究所講堂において、国際シンポジウム「活動的で元気な高齢化に関わる日墨会合」が開催され、山田大使が出席しました。


本会合の趣旨は、長寿世界一であり、世界的にも早くから生活習慣病や高齢化対策を開始した日本の経験、研究成果、実践的取組をメキシコと共有し、メキシコにおける高齢化社会対策を検討しようというものです。


今回のシンポジウムは、メキシコ保健省、メキシコ国立老年医学研究所、JICA及び日系帰国研修員同窓会(ASENIM)の共催で初めて開かれ、メキシコ国内の保健医療関連機関、医学部、研究機関、政策決定者から民間企業に至るまで、高齢者福祉医療に関わるメキシコの方々が多数参加しました。


会合では、高齢者医療に携わる第一線の専門家が、様々なテーマに沿って講演を行いました。日本側からは、東京都健康長寿医療センター研究所の新開研究部長と村山研究員、JICA日系帰国研修員代表としてユカタン州教育省の服部研究員とサルバドール・スビラン医科学・栄養研究所の谷本医師が壇上に立ち、実地調査成果や心理学、各種症例等の多様な観点から、高齢化に伴う様々な問題へのアプローチを提示しました。


聴衆の皆さんは各講演に熱心に耳を傾けており、先行事例としての日本の社会問題や政策対応課題に強い関心を抱くとともに、活発な質疑応答を通じて、メキシコも近い将来に直面するであろう高齢者医療に関わる様々な論点を確認している様子がうかがえました。


本会合をきっかけとして日墨間で保健医療分野の交流が広がり、高齢者福祉への取組が促進されるとともに、両国間の友好関係が一層深まることが期待されます。

 

 

 

日墨保健医療会合に寄せて、山田大使よりメッセージ

 

 

東京都の新開部長は、群馬県草津市における10年間の実地調査成果を発表

 

   

会場には墨国内の医療・福祉関係者等が多数集まり、
講演に熱心に耳を傾けていました

 

   

 

 
 
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