7月17日、メキシコ外務省において、在メキシコ日本国大使館、JICA、メキシコ国際開発協力庁(AMEXCID)、メキシコ保健省、メキシコ国立循環器病院の各関係者が出席の下、TRI法に焦点をあてた低侵襲医療技術の普及プロジェクトに係るR/D署名式が行われ、山田大使が出席しました。
本プロジェクトは、ODA官民連携事業「メキシコ医師を対象とする心臓カテーテルトレーニング」の成果を基に、メキシコにおける心臓インターベンション専門医を対象に、虚血性心疾患に対する低侵襲医療技術の能力強化を行い、同技術を用いた検査・治療の普及を図り、患者のQOL(生活の質)改善と医療費削減に寄与するものです。
山田大使は、本プロジェクトによりTRI法がメキシコ国内に普及することで、国民の健康及び社会福祉がより一層向上するとともに、国際的にも先進的な日墨間の医療協力関係が、中南米諸国にも波及効果を及ぼし得ることを強調しました。
(注:TRI(=Trans Radial Intervention)法とは,経橈骨(とうこつ)動脈冠動脈カテーテル術のことで,手首からカテーテルを挿入する治療法。大腿骨からカテーテルを挿入する従来の手法と比較して,患者の身体的負担を軽減する低侵襲医療として知られており,入院日数も削減できることから,安価な治療法として期待されている。)
山田大使と署名関係者一同
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