注意喚起(メキシコ市での詐欺未遂事件の発生)
平成27年10月8日
在メキシコ日本国大使館
TEL: (55)5211-0028
FAX: (55)5207-7030
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注意喚起(メキシコ市での詐欺未遂事件の発生)
本年10月3日,メキシコ市において,以下の通り邦人に対する詐欺未遂事件が発生しました。
発生日時:10月3日 午前10時45分頃
犯行手口:複数名で役割分担を行う組織的犯行
発生場所:Benito Juárez区San Juan地区
概 要:
.................. | 被害者が赤信号で停車中(Av. Patriotismo及びCalle de Empresaの交差点),2名の歩行者から,車両のタイヤに異常があると指摘された。路肩に寄せて駐車したところ,修理工の服装をした男が近づき「ブレーキ破損の可能性がある。継続走行は危険なため,近くの自分の修理工場まで来れば格安で修理する」等と言われた。被害者は,その男を後部座席に乗せて,指示された修理工場に向かうも,修理工場なるものは見当たらず,路上に駐車するよう指示された。男は,修理道具を取りに行くといって車両を降りた後,同様の服装の男を連れて戻り,車両を検査しはじめた。その間,被害者が行きつけの修理工場に電話連絡し,状況を説明したところ,「詐欺・恐喝の可能性があり,安易に車両を検査させないように」とのアドバイス受けた。修理工風の男2名は,被害者の携帯電話による会話や,会話中の「詐欺・恐喝」等の文言を聞き,突然そわそわし始め,その場を立ち去った。その後,通りかかった警察官に状況説明したところ,「類似被害事例がよく発生している」との回答を得た。実害はなかった。 |
2 注意点
本事件は,複数名で役割分担を行う組織的犯行の詐欺手口であり,類似事件として,同様の犯行手口で,犯人が車両を検査すると称し,車両の部品を意図的に破壊し,その修繕費用として高額な料金を求めてくるという被害もあります。
また,過去に,駐車中若しくは走行中に車両のタイヤを意図的にパンクさせられ,それに気づかぬまま車両を走行させていたところ,他の車両(強盗犯)からタイヤのパンクを指摘され,車両を駐車したところでけん銃を突きつけられて強盗被害に遭うといった被害事例もあります。
同様の被害を防ぐためにも,
・他人からの車両の故障の指摘については,詐欺・強盗等の共犯者の可能性が極めて高いことから,詐欺犯の言うことには一切耳を貸さずに安全な場所まで避難する
・見知らぬ者を,絶対に車両に乗せない
・見知らぬ者の誘導する場所に,絶対に行かない
・万が一,被害に遭いそうになった場合は,直ちに現場から警察に緊急通報(066)を行う
等の対策を心掛けてください。
★外務省海外安全ホームページでは,海外における安全対策としての注意事項をまとめた各種資料を公開していますので、皆様の海外安全対策にお役立てください。
<海外安全虎の巻>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/tora_2015.pdf
<海外赴任者のための安全対策小読本>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/overseas2013.pdf
<海外における脅迫・誘拐対策Q&A>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/kyohaku2013.pdf
★万が一,犯罪被害に遭われた際は,当館領事班までご連絡ください。
★在留届はインターネット上で提出することができます。転居等により連絡先が変更になった,あるいは帰国する場合にもインターネット上で手続きできます。
在留届電子届出システム http://www.ezairyu.mofa.go.jp/
★日本人の安全に関わる情報等広く周知すべき情報は,在留届に登録されたメールアドレスに送信されます。その他の情報に関する大使館からのお知らせメールの受信登録,削除及びメールアドレスの変更は,次のURLからお願いします。
https://www.mailmz.emb-japan.go.jp/mailmz/menu?emb=mx
以上