在メキシコ大使館からの注意喚起(2017年1月6日)

平成29年1月7日
バハ・カリフォルニア州ロサリト市で,日本人が被害者となる強盗傷害事件が発生したため,注意喚起致します。
 
メキシコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在メキシコ日本国大使館
 
1 事件概要
日時:12月4日午前2時
場所:バハ・カルフォルニア州ロサリト市の海岸
概要:被害者(男性旅行者)が海岸にテントを張って就寝中,2名の男がナイフでテントを破ってテント内に侵入し,被害者にけん銃を向けて金品を出すよう脅した。その際,犯人等は,被害者の顔面や脇腹を殴る等の暴行を加え,旅券や現金の入った鞄を強奪して立ち去った。
 
2 注意事項
(1)強盗事件の発生状況
2016年にメキシコ国内で発生した,邦人を被害とする強盗事件20件のうち,日中の発生11件,日没後の発生9件となっており,当地では昼夜を問わずに強盗事件が発生しています。
 また,強盗事件20件のうち,強盗傷害が7件発生しており,多くは大声を出して助けを求めたり,抵抗したりしたため犯人に怪我を負わされたものですが,中には本件のように唐突に暴行を受けて金品を強奪されるというケースも発生しています。
(2)注意事項
本件特徴として,被害者が人気のない場所で野営していた点が挙げられますが,当地では安全の確保できない屋外での野営は極めて危険な行為と言えます。国内の移動に関しては,危険な地域を避けるもしくは,そういった場所に立ち寄らないように注意する他,日没後の移動を避ける,綿密な行動計画をたる,道路情報等を事前に収集する等の対策が必要となります。
なお,強盗被害に遭遇した際は,下記の通り行動するように心掛けてください。
・生命身体の安全を最優先に行動する。
・深呼吸し,気を落ち着かせ状況を把握する。
・抵抗しない(特に武器を持っている場合は絶対に抵抗しない)。ただし,一方的に暴行を加えられるなど,生命の危険が及ぶ場合は,直ちにその場から脱出する等の対策を取る。
・両手をゆっくりと上げ,抵抗する気がないことを犯人に示す。現金を出す動作はゆっくり行い,突飛な行動をとらない。抵抗したと認識される場合がある。
・襲われたときに賊に渡す現金(捨て財布)を別に持っておく 。
・相手を注視しない。
・襲った者を追わない。
 
3 当地における基本的な安全対策をまとめた「安全の手引き」を当館ホームページに掲載しておりますので御参照下さい。
https://www.mx.emb-japan.go.jp/tebiki.pdf
 
(問い合わせ先)
在メキシコ日本国大使館
住所:Paseo de la Reforma No. 243, Torre Mapfre Piso 9, Col. Cuauhtemoc,  C.P. 06500 México, Ciudad de México.
(※2015年11月から上記住所に移転しましたのでご注意ください。)
Tel:+52(55)5211-0028
Fax:+52(55)5207-7030
メール:ryojibu@me.mofa.go.jp
 
★外務省海外安全ホームページでは,海外における安全対策としての注意事項をまとめた各種資料を公開していますので,皆様の海外安全対策にお役立てください。
<海外安全虎の巻>
 http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/tora_2017.pdf
<海外赴任者のための安全対策小読本>
 http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/overseas2013.pdf
<海外における脅迫・誘拐対策Q&A>
 http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/kyohaku2013.pdf
★万が一,犯罪被害に遭われた際は,当館領事班までご連絡ください。
★転居・帰国・家族構成の変更等により在留届の記載事項に変更があった場合は,インターネット( http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )で変更の手続きをしていただくか,変更届をFAX,郵送またはスキャンデータのメール送信にて当館まで提出していただくようお願いします。
変更届フォーマット:https://www.mx.emb-japan.go.jp/files/000180336.doc 
★日本人の安全に関わる情報等広く周知すべき情報は,在留届に登録されたメールアドレスに送信されます。その他の情報に関する大使館からのお知らせメールの受信登録,削除及びメールアドレスの変更は,次のURLからお願いします。
https://www.mailmz.emb-japan.go.jp/mailmz/menu?emb=mx