在メキシコ大使館からの注意喚起(2017年1月18日)

平成29年1月18日
プエブラ州プエブラ市の路上で,日本人が被害者となる強盗傷害事件が発生したため,注意喚起致します。
 
メキシコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在メキシコ日本国大使館
 
1 事件概要
日時:1月17日午前5時45分頃
場所:プエブラ州プエブラ市の路上(72470, Blvd. Municipio Libre)
概要:被害者(在留邦人男性)が,まだ暗い時間帯に同所を歩いていたところ,犯人の男性にけん銃を向けられ金品を要求された。被害者は「スペイン語は話せない」と言ってその場を逃れようとしたところ,犯人が被害者のリュックサックを奪おうと,被害者の背後に回り込り込んだ。その際,被害者は犯人の胸元を殴りつけたところ,犯人はナイフを取り出して振り回し,被害者は頬に軽傷を負ったが,走ってその場から逃げた。被害品はなかった。
 
2 注意事項
2016年にメキシコ国内で発生した,邦人を被害とする強盗事件20件のうち,日中の発生11件,日没後の発生9件となっており,当地では昼夜を問わずに強盗事件が発生しています。
また,強盗事件20件のうち,強盗傷害が7件発生しており,多くは大声を出して助けを求めたり,抵抗したりしたため犯人に怪我を負わされたものです。
本件は,幸い被害者が軽傷を負うのみで済みましたが,逆上した犯人によってけん銃を発砲される危険性もあったことも否定できません。強盗被害に遭遇した際は,生命の安全を最優先に考え行動することが第一となりますので,くれぐれも相手を挑発・刺激するようなことは避けてください。
 
3 強盗遭遇時の対応要領
・生命身体の安全を最優先に行動する。
・深呼吸し,気を落ち着かせ状況を把握する。
・抵抗しない(特に武器を持っている場合は絶対に抵抗しない)。ただし,一方的に暴行を加えられるなど,生命の危険が及ぶ場合は,直ちにその場から脱出する等の対策を取る。
・両手をゆっくりと上げ,抵抗する気がないことを犯人に示す。現金を出す動作はゆっくり行い,突飛な行動をとらない。抵抗したと認識される場合がある。
・襲われたときに賊に渡す現金(捨て財布)を別に持っておく 。
・相手を注視しない。
・襲った者を追わない。
 
(問い合わせ先)
在メキシコ日本国大使館
住所:Paseo de la Reforma No. 243, Torre Mapfre Piso 9, Col. Cuauhtemoc, C.P. 06500, Ciudad de Mexico.
(※2015年11月から上記住所に移転しましたのでご注意ください。)
Tel: +52(55)5211-0028
Fax: +52(55)5207-7030
Email: ryojibu@me.mofa.go.jp
 
★外務省海外安全ホームページでは,海外における安全対策としての注意事項をまとめた各種資料を公開していますので,皆様の海外安全対策にお役立てください。
<海外安全虎の巻>
 http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/tora_2017.pdf
<海外赴任者のための安全対策小読本>
 http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/pamph_08.pdf
<海外における脅迫・誘拐対策Q&A>
 http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/pamph_04.pdf
★万が一,犯罪被害に遭われた際は,当館領事班までご連絡ください。
★転居・帰国・家族構成の変更等により在留届の記載事項に変更があった場合は,インターネット( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/ )で変更の手続きをしていただくか,変更届をFAX,郵送またはスキャンデータのメール送信にて当館まで提出していただくようお願いします。
変更届フォーマット:https://www.mx.emb-japan.go.jp/files/000180336.doc
★日本人の安全に関わる情報等広く周知すべき情報は,在留届に登録されたメールアドレスに送信されます。その他の情報に関する大使館からのお知らせメールの受信登録,削除及びメールアドレスの変更は,次のURLからお願いします。
https://www.mailmz.emb-japan.go.jp/mailmz/menu?emb=mx