在メキシコ大使館からの注意喚起(感染症広域情報)(2017年1月24日)
平成29年1月24日
外務省は,感染症広域情報「ジカウイルス感染症に関する注意喚起」を更新(発出対象国追加)しました。メキシコにおいては感染者数の増加傾向が続いており,引き続き注意が必要です。
メキシコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在メキシコ日本国大使館
1 感染症広域情報の更新
世界保健機関(WHO)の最新の報告書において,新たにアンゴラがジカウイルス感染症の発生国に追加されたことを踏まえ,1月24日,外務省は感染症広域情報「ジカウイルス感染症に関する注意喚起」を更新しました。
感染症広域情報のポイントは下記のとおりです。全文については,こちら( http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C014.html )を御参照ください。
【ポイント】
●WHOは,新たに,アンゴラをジカウイルス感染症の発生国に追加しています。
●ジカウイルス感染症は,妊娠中の方が感染すると胎児に小頭症等の先天性障害を引き起こす可能性があることから,特に妊娠中又は妊娠予定の方は,可能な限り発生国への渡航をお控えください。やむを得ず渡航する場合,既に現地に滞在している場合は,防蚊対策に努めるとともに,性行為感染のリスクも考慮し,パートナーとともに,症状の有無にかかわらず,コンドームを使用する,性行為を控えるなど,必要な対策を講じることをおすすめします。
2 メキシコ関連情報
(1)メキシコ国内では,メキシコ保健当局が本年1月16日までに累計7,615名のジカウイルス感染症患者が確定診断されたと公表しています( http://www.epidemiologia.salud.gob.mx/dgae/avisos/zika.html )。感染が確認されている州は,アグアスカリエンテス州,バハ・カリフォルニア・スル州,カンペチェ州,コアウイラ州,コリマ州,チアパス州,ゲレロ州,イダルゴ州,ハリスコ州,ミチョアカン州,モレロス州,ナジャリット州,ヌエボ・レオン州,オアハカ州,プエブラ州,キンタナ・ロー州,サン・ルイス・ポトシ州,シナロア州,ソノラ州,タバスコ州,タマウリパス州,ベラクルス州,ユカタン州及びサカテカス州の計24州となりました。これらの州の中でもベラクルス州では累計1,864名の多数の患者が発生しています。
妊婦への感染例はこれまでにバハ・カリフォルニア・スル州,カンペチェ州,コアウイラ州,コリマ州,チアパス州,ゲレロ州,イダルゴ州,ハリスコ州,ミチョアカン州,モレロス州,ナジャリット州,ヌエボ・レオン州,オアハカ州,プエブラ州,キンタナ・ロー州,サン・ルイス・ポトシ州,シナロア州,ソノラ州,タバスコ州,タマウリパス州,ベラクルス州,ユカタン州及びサカテカス州の計23州で確認されており,妊婦の患者数の累計は4,227名となっています。なお,引き続き小頭症発生の報告はありませんでした。
(2)ジカウイルス感染症には特別な治療はなく,予防のためのワクチンが実用化されるまで,まだ時間がかかる模様です。感染経路は蚊に刺されることと,性交渉を介したものが主ですが,まずは蚊に刺されないことが最も有効な予防手段です。ジカウイルス感染症を媒介するネッタイシマカやヒトスジシマカは,メキシコでも患者が多く発生しているデング熱やチクングニヤ熱も媒介するので,これらの病気にかからないためにも蚊対策は重要です。
そのためには家の周囲などに蚊が繁殖する水たまりを作らないこと,蚊が生息する場所ではネッタイシマカやヒトスジシマカが活動的になる日中から夕方にかけては肌を露出しない衣服を着用し,有効な成分を含む虫除け剤(成分としてディート(DEET,N,N-Dietil-3-metilbenzamidaまたはN,N-Dietil-m-toluamidaとも表記),ピカリジン(Picaridina,Icaridina,KBR3023と表記)またはIR3535(Ethyl N-acetyl-N-butyl-ß-alaninate,Ethyl Butylacetylaminopropionateと表記)を含むもので,これらはメキシコ国内で入手可能)を使用するなどして蚊に刺されない工夫をすることが必要です。
なお,これらの成分を含む製品の例は下記のとおりです。これらの製品には同じブランド名でも有効成分の濃度が異なるものがあり,濃度が低いものは効果の持続時間が短く,頻回の使用が必要となりますので,使用の際には製品に記載された用法・用量に従い,適切に使用して下さい。
・OFF!
http://www.scjohnson.com.mx/off/home.html
・mon amour
http://monamour.mx/repelente-contra-insectos-de-120-ml250ml/
(3)また,性行為による感染は,これまで考えられていたよりも一般化していることがわかってきており,調査結果からは,ウイルスが精液の中に約6か月残存する可能性があることもわかってきています。このためWHOは,流行地域から帰国した全ての男女に対し,症状の有無にかかわらず,帰国後も最低6か月間はコンドームを常に使用するなどして安全な性行為に努めるか,性行為を控えるべきと勧告しています。
3 日本政府においては,政府広報オンラインにおいてジカウイルス感染症を防ぐためのポイントや関連リンクを紹介しています。また,厚生労働省においてQ&Aやリーフレットを作成していますので併せてご参照ください。
<政府広報オンライン>
何が危ない?どう防ぐ?ジカウイルス感染症(ジカ熱)予防のポイント
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201605/2.html
<厚生労働省:ジカウイルス感染症に関するQ&Aについて>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109899.html
<厚生労働省作成リーフレット>
・ジカウイルス感染症等の蚊媒介感染症の感染予防
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000127145.pdf
・蚊を減らすための対策
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000127146.pdf
・児童の保護者等向け
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000127156.pdf
(問い合わせ先)
在メキシコ日本国大使館
住所:Paseo de la Reforma No. 243, Torre Mapfre Piso 9, Col. Cuauhtemoc, C.P. 06500 México, Ciudad de México.
(※2015年11月から上記住所に移転しましたのでご注意ください。)
Tel:+52(55)5211-0028
Fax:+52(55)5207-7030
メール:ryojibu@me.mofa.go.jp
★外務省海外安全ホームページでは,海外における安全対策としての注意事項をまとめた各種資料を公開していますので,皆様の海外安全対策にお役立てください。
<海外安全虎の巻>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/tora_2017.pdf
<海外赴任者のための安全対策小読本>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/pamph_08.pdf
<海外における脅迫・誘拐対策Q&A>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/pamph_04.pdf
★万が一,犯罪被害に遭われた際は,当館領事班までご連絡ください。
★転居・帰国・家族構成の変更等により在留届の記載事項に変更があった場合は,インターネット( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/ )で変更の手続きをしていただくか,変更届をFAX,郵送またはスキャンデータのメール送信にて当館まで提出していただくようお願いします。
変更届フォーマット:https://www.mx.emb-japan.go.jp/files/000180336.doc
★日本人の安全に関わる情報等広く周知すべき情報は,在留届に登録されたメールアドレスに送信されます。その他の情報に関する大使館からのお知らせメールの受信登録,削除及びメールアドレスの変更は,次のURLからお願いします。
https://www.mailmz.emb-japan.go.jp/mailmz/menu?emb=mx
メキシコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在メキシコ日本国大使館
1 感染症広域情報の更新
世界保健機関(WHO)の最新の報告書において,新たにアンゴラがジカウイルス感染症の発生国に追加されたことを踏まえ,1月24日,外務省は感染症広域情報「ジカウイルス感染症に関する注意喚起」を更新しました。
感染症広域情報のポイントは下記のとおりです。全文については,こちら( http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C014.html )を御参照ください。
【ポイント】
●WHOは,新たに,アンゴラをジカウイルス感染症の発生国に追加しています。
●ジカウイルス感染症は,妊娠中の方が感染すると胎児に小頭症等の先天性障害を引き起こす可能性があることから,特に妊娠中又は妊娠予定の方は,可能な限り発生国への渡航をお控えください。やむを得ず渡航する場合,既に現地に滞在している場合は,防蚊対策に努めるとともに,性行為感染のリスクも考慮し,パートナーとともに,症状の有無にかかわらず,コンドームを使用する,性行為を控えるなど,必要な対策を講じることをおすすめします。
2 メキシコ関連情報
(1)メキシコ国内では,メキシコ保健当局が本年1月16日までに累計7,615名のジカウイルス感染症患者が確定診断されたと公表しています( http://www.epidemiologia.salud.gob.mx/dgae/avisos/zika.html )。感染が確認されている州は,アグアスカリエンテス州,バハ・カリフォルニア・スル州,カンペチェ州,コアウイラ州,コリマ州,チアパス州,ゲレロ州,イダルゴ州,ハリスコ州,ミチョアカン州,モレロス州,ナジャリット州,ヌエボ・レオン州,オアハカ州,プエブラ州,キンタナ・ロー州,サン・ルイス・ポトシ州,シナロア州,ソノラ州,タバスコ州,タマウリパス州,ベラクルス州,ユカタン州及びサカテカス州の計24州となりました。これらの州の中でもベラクルス州では累計1,864名の多数の患者が発生しています。
妊婦への感染例はこれまでにバハ・カリフォルニア・スル州,カンペチェ州,コアウイラ州,コリマ州,チアパス州,ゲレロ州,イダルゴ州,ハリスコ州,ミチョアカン州,モレロス州,ナジャリット州,ヌエボ・レオン州,オアハカ州,プエブラ州,キンタナ・ロー州,サン・ルイス・ポトシ州,シナロア州,ソノラ州,タバスコ州,タマウリパス州,ベラクルス州,ユカタン州及びサカテカス州の計23州で確認されており,妊婦の患者数の累計は4,227名となっています。なお,引き続き小頭症発生の報告はありませんでした。
(2)ジカウイルス感染症には特別な治療はなく,予防のためのワクチンが実用化されるまで,まだ時間がかかる模様です。感染経路は蚊に刺されることと,性交渉を介したものが主ですが,まずは蚊に刺されないことが最も有効な予防手段です。ジカウイルス感染症を媒介するネッタイシマカやヒトスジシマカは,メキシコでも患者が多く発生しているデング熱やチクングニヤ熱も媒介するので,これらの病気にかからないためにも蚊対策は重要です。
そのためには家の周囲などに蚊が繁殖する水たまりを作らないこと,蚊が生息する場所ではネッタイシマカやヒトスジシマカが活動的になる日中から夕方にかけては肌を露出しない衣服を着用し,有効な成分を含む虫除け剤(成分としてディート(DEET,N,N-Dietil-3-metilbenzamidaまたはN,N-Dietil-m-toluamidaとも表記),ピカリジン(Picaridina,Icaridina,KBR3023と表記)またはIR3535(Ethyl N-acetyl-N-butyl-ß-alaninate,Ethyl Butylacetylaminopropionateと表記)を含むもので,これらはメキシコ国内で入手可能)を使用するなどして蚊に刺されない工夫をすることが必要です。
なお,これらの成分を含む製品の例は下記のとおりです。これらの製品には同じブランド名でも有効成分の濃度が異なるものがあり,濃度が低いものは効果の持続時間が短く,頻回の使用が必要となりますので,使用の際には製品に記載された用法・用量に従い,適切に使用して下さい。
・OFF!
http://www.scjohnson.com.mx/off/home.html
・mon amour
http://monamour.mx/repelente-contra-insectos-de-120-ml250ml/
(3)また,性行為による感染は,これまで考えられていたよりも一般化していることがわかってきており,調査結果からは,ウイルスが精液の中に約6か月残存する可能性があることもわかってきています。このためWHOは,流行地域から帰国した全ての男女に対し,症状の有無にかかわらず,帰国後も最低6か月間はコンドームを常に使用するなどして安全な性行為に努めるか,性行為を控えるべきと勧告しています。
3 日本政府においては,政府広報オンラインにおいてジカウイルス感染症を防ぐためのポイントや関連リンクを紹介しています。また,厚生労働省においてQ&Aやリーフレットを作成していますので併せてご参照ください。
<政府広報オンライン>
何が危ない?どう防ぐ?ジカウイルス感染症(ジカ熱)予防のポイント
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201605/2.html
<厚生労働省:ジカウイルス感染症に関するQ&Aについて>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109899.html
<厚生労働省作成リーフレット>
・ジカウイルス感染症等の蚊媒介感染症の感染予防
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000127145.pdf
・蚊を減らすための対策
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000127146.pdf
・児童の保護者等向け
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000127156.pdf
(問い合わせ先)
在メキシコ日本国大使館
住所:Paseo de la Reforma No. 243, Torre Mapfre Piso 9, Col. Cuauhtemoc, C.P. 06500 México, Ciudad de México.
(※2015年11月から上記住所に移転しましたのでご注意ください。)
Tel:+52(55)5211-0028
Fax:+52(55)5207-7030
メール:ryojibu@me.mofa.go.jp
★外務省海外安全ホームページでは,海外における安全対策としての注意事項をまとめた各種資料を公開していますので,皆様の海外安全対策にお役立てください。
<海外安全虎の巻>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/tora_2017.pdf
<海外赴任者のための安全対策小読本>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/pamph_08.pdf
<海外における脅迫・誘拐対策Q&A>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/pamph_04.pdf
★万が一,犯罪被害に遭われた際は,当館領事班までご連絡ください。
★転居・帰国・家族構成の変更等により在留届の記載事項に変更があった場合は,インターネット( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/ )で変更の手続きをしていただくか,変更届をFAX,郵送またはスキャンデータのメール送信にて当館まで提出していただくようお願いします。
変更届フォーマット:https://www.mx.emb-japan.go.jp/files/000180336.doc
★日本人の安全に関わる情報等広く周知すべき情報は,在留届に登録されたメールアドレスに送信されます。その他の情報に関する大使館からのお知らせメールの受信登録,削除及びメールアドレスの変更は,次のURLからお願いします。
https://www.mailmz.emb-japan.go.jp/mailmz/menu?emb=mx