IOM(国連移住機関)を通じた日本国の移民保護施設への新型コロナウイルス感染防止に資する物資の供与の協力

令和2年12月4日
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日本国政府は、メキシコ国内に滞在する中米移民の保護を促進するために、IOMを通じ、「対メキシコ無償資金協力「メキシコ南部国境地帯におけるシェルター及び政府移民施設能力強化計画(IOM)」」を推進しているところです。
メキシコにおける新型コロナウイルスの感染状況が依然として厳しい状況を受け、メキシコ南部各州(チアパス州、オアハカ州、タバスコ州、ベラクルス州)に所在する13カ所の移民保護施設に対し、マスク、消毒用アルコール、抗菌ジェル等、感染防止に資する物資を供与することでメキシコ国内に滞在する中米移民の感染を防止するための支援を本事業の中で実施しました。
人の往来やモノの流通がグローバルに進展している今日、新型コロナウイルス感染症の世界規模での拡大は、全ての国の経済・社会にとって大きな脅威であり、まさに人間の安全保障に直結した世界全体にとっての深刻な危機として国際社会全体が一致して取り組むべき課題となっております。
我が国は、新型コロナウイルス感染症の一日も早い沈静化に向けて、引き続き、国際社会の取組を主導すべく、新型コロナウイルスの影響を受けている国々の保健・医療体制の強化を支援していきます。更に、この支援が、一人ひとりの健康を含む人間の安全保障を推進するとともに、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の実現を含むSDGs達成のための基盤づくりに役立つことを期待しています。