福嶌大使のチアパス州タパチュラの移民保護施設訪問(IOM連携無償)(2022年11月27日)
令和4年11月28日


11月27日、福嶌大使は、チアパス州タパチュラ市にある移民保護施設を視察しました。
我が国は、2020年3月から、IOM(国際移住機関)を通じて、対メキシコ無償資金協力「メキシコ南部国境地帯におけるシェルター及び政府移民施設能力強化計画(IOM連携無償)」を実施してきました(供与額:2億100万円(署名当時の換算レートで1,838,664 米ドル))。
これまでに、メキシコ南部の移民保護施設に対し、新型コロナウィルス対策として衛生用品及び清掃用品の供与を行ったほか、施設職員向けに研修を実施しました。さらに、今年度からは、移民保護施設の水・衛生分野の改善・改修に取り組み、本年10月に事業が完了しました。
本件プロジェクトは、脆弱な立場に置かれた移民の人道支援を目的とし、人間の安全保障の観点からも重要です。本件協力が、日墨友好協力関係の更なる強化、及び中米移民問題に対するメキシコと米国の取組に寄与することが期待されます。


本施設では、浄水装置室、濾過装置の整備等を我が国が支援。