新型コロナウイルス感染症FAQ~よくあるご質問~
I.新型コロナウイルスについて
- 「新型コロナウイルス」とはどのようなウイルスですか?
- 新型コロナウイルス感染症はどのようにして感染しますか?
- 新型コロナウイルス感染症の症状はどのようなものですか?
- 新型コロナウイルスに感染すると,どのような経過が考えられますか?
II.特別な対象者について
- 新型コロナウイルス感染症が重症化しやすいのはどのような人ですか?
- 妊娠している方が新型コロナウイルスに感染するとどうなりますか?
- 赤ちゃんがいるお母さんが感染した場合,母乳は続けられますか?
- 子どもも新型コロナウイルスに感染しますか?子どもが感染するとどうなりますか?
III.感染対策について
- 新型コロナウイルスの感染を予防するためにはどのようなことを心がけたら良いですか?
- 感染が確定していない人も含めてみんなが外出を控えなければならないのは何故ですか?
- 買い物などでやむを得ず外出する場合はどのようなことに注意したら良いですか?
- マスクが有効なのはどのような場合ですか?
- 家族に新型コロナウイルスの感染が疑われる場合に、家庭でどのようなことに注意すれば良いですか?
IV.検査,治療,経過について
- 新型コロナウイルスに感染しているか否かはどのようにして解りますか?
- 新型コロナウイルスに感染した場合,どのような薬が使われますか?
- 新型コロナウイルス感染症で入院した場合,入院生活はどのような環境になりますか?
- 新型コロナウイルス感染症が治癒した後,免疫はできますか?
V.外務省感染症危険レベル,水際対策強化について
VI.その他(参考サイト)
I. 新型コロナウイルスについて
1. 「新型コロナウイルス」とはどのようなウイルスですか?「新型コロナウイルス」はコロナウイルスのひとつです。
ウイルスにはいくつか種類があり、コロナウイルスは遺伝情報としてRNAをもつRNAウイルスの一種(一本鎖RNAウイルス)で,一般の風邪の原因となるウイルスや、「重症急性呼吸器症候群(SARS)」ウイルスや「中東呼吸器症候群(MERS)」ウイルスが含まれます。
*新型コロナウイルスの名前:SARS-CoV-2
*新型コロナウイルスによる感染症の名前:COVID-19(Coronavirus Disease of 2019),日本語では「新型コロナウイルス感染症」
*現状において,新型コロナウイルス感染症に対する特効薬や治療法は確立しておらず,有効なワクチンもありません。治療薬やワクチン開発には今しばらく時間を要するため,同ウイルスに感染しないことが最も重要です(9.感染予防の項をご参照ください)。
2. 新型コロナウイルス感染症はどのようにして感染しますか?
一般的には飛沫感染、接触感染で感染します。
● 飛沫感染:感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。
● 接触感染:感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染(注1)します。
(注1) 新型コロナウイルスは健康な皮膚からは体内に入り込むことができず,目や鼻や口などの粘膜に付着して増殖します。
*閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされています。
*医療従事者が感染者の診察・治療を行うなど特殊な状況では空気感染を生じる可能性があります。
3. 新型コロナウイルス感染症の症状はどのようなものですか?
新型コロナウイルス感染症には,『この症状が認められたら新型コロナウイルス感染症と診断できる』ような特異的な症状はありませんが、報告のある症状を下記のとおりご紹介します。
よくみられる症状 ●発熱 ●(痰を伴わない乾いた)咳 ●息切れ、呼吸困難感 |
その他の症状 ●悪寒 ●筋肉痛 ●頭痛 ●のどの痛み ●味覚・嗅覚の低下 |
4. 新型コロナウイルスに感染すると,どのような経過が考えられますか?
新型コロナウイルスに感染すると,2-14日(平均約5日)の潜伏期間を経て症状が現れます。ただし,2-5割の人は無症状(感染してもいかなる症状も現れない)(注2)といわれています。
(注2) 無症状の場合でも他人にうつす可能性があり,注意が必要です。
何らかの症状が認められた人のうち8割ほどの方は一週間程度で自然回復しますが,残り2割の方はより重症の症状が認められるようになり,医療機関の受診,治療が必要になります。
医療機関を受診,治療を受けた方の一部は肺炎等のさらに重症の症状を呈し,人工呼吸器管理等が必要となる場合があります(より詳しくは「新型コロナウイルスに感染したかもしれない」と思った場合の対処マニュアル 他をご参照ください)。
II. 特別な対象者について
5. 新型コロナウイルス感染症が重症化しやすいのはどのような人ですか?
- 高齢者(特に65歳以上)
- 基礎疾患(糖尿病,心不全,呼吸器疾患)がある方
- 透析を受けている方
- 免疫抑制剤や抗がん剤を用いている方
- 妊婦
は新型コロナウイルス感染症が重症化しやすいといわれています。これらに該当する方は,
●発熱や咳などの比較的軽い風邪症状がある場合
に早めに医療機関に相談してください。
また,軽症で自宅療養中などに以下のような【緊急性の高い症状】が認められる場合は,速やかに医療的援助を要請してください。
【緊急性の高い症状】
表情・外見 | 顔色が明らかに悪い ※ 唇が紫色になっている いつもと違う、様子がおかしい ※ |
息苦しさ等 | 息が荒くなった(呼吸数が多くなった) 急に息苦しくなった 生活をしていて少し動くと息苦しい 胸の痛みがある 横になれない。座らないと息ができない 肩で息をしている 突然(2時間以内を目安)ゼーゼーしはじめた |
意識障害等 | ぼんやりしている(反応が弱い) ※ もうろうとしている(返事がない)※ 脈がとぶ、脈のリズムが乱れる感じがする |
6. 妊娠している方が新型コロナウイルスに感染するとどうなりますか?
一般的に,妊婦の方が肺炎にかかると重症化することがありますので,感染予防(9.を参照ください),および日ごろの健康管理を心がけてください。
ただし現時点までのところ,妊娠後期に新型コロナウイルスに感染したとしても,経過や重症度は妊娠していない方と変わらないとされています。胎児の新型コロナウイルス感染症例が海外で報告されていますが,感染によって胎児の異常や死産,流産を起こしやすくなるという報告はありません。
7. 赤ちゃんがいるお母さんが感染した場合,母乳は続けられますか?
これまでの報告では,母乳から新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は検出されていないため,母乳は継続可能です。ただし,赤ちゃんに感染させないためには,搾乳し,健康な方にミルクをあげてもらう方が安全です。
もし直接授乳を希望する場合は,お母さんはマスクを着用し、授乳前後によく手を洗うなど感染防止のための対策を徹底してください。
8. 子どもも新型コロナウイルスに感染しますか?子どもが感染するとどうなりますか?
< 新型コロナウイルスには子どもも感染する可能性があります。
子どもは感染しても軽症になることがほとんどのようです。
ただし,小児ぜんそくなど基礎疾患を保っている場合には注意が必要です。
また,定期健診,定期予防接種は可能な限りそれまでどおり受けることをお勧めします。
III. 感染対策について
9. 新型コロナウイルスの感染を予防するためにはどのようなことを心がけたら良いですか?感染を予防するためには、
- 基本的な感染予防策をしっかり行う
- 不要不急の外出の避ける
- 「3つの密(密閉,密集,密接)」を避ける
基本的な感染予防策としては,
- 流水と石けんで丁寧に手を洗う(一日に何度も繰り返し洗う)
- 顔(目,鼻,口)をむやみに触らない
- 2メートル以上の対人距離を保つ
- 咳エチケットを守る
- 不特定多数の人が触るものなどは頻繁に消毒する
- 外出時はマスクを着用する
- 体調が優れない時は無理せず,体調管理を優先して外出を控える
また,万が一,家族に新型コロナウイルス感染者が発生した場合に備え,予め以下のような点を確認しておきましょう。
- 家族内に重症化リスクの高い人(5.をご参照ください)はいないか?
- 感染者が発生した場合の隔離場所はあるか?
- 感染者が発生した場合,誰が世話をするか?世話をする人はいるか?
- 感染が疑われた場合,どこ(医療機関)に,誰(医師)に相談するか?
- 家族以外に相談できる人は誰か?
- (医療)保険の確認
10. 感染が確定していない人も含めてみんなが外出を控えなければならないのは何故ですか?
新型コロナウイルスに感染しても,2-5割の人は無症状と言われています。これらの方は自分が新型コロナウイルスに感染していると気づくことができませんが,それにもかかわらず他人に感染させてしまう可能性があります。感染予防のためには,感染が確定している人はもちろん,それ以外の人も含めた皆さんができるだけ対人接触を避けることが有用です。
11. 買い物などでやむを得ず外出する場合はどのようなことに注意したら良いですか?
店員や他の客などからの飛沫感染,カートやレジ等での接触感染の可能性がありますので,以下の点に注意してください。
- 2メートル以上の対人距離を維持する
- 帰宅後すぐに石けんで手を洗う
- マスクを着用する
- 買い物中に顔(特に目,鼻,口)を触らない
- 買い物は可能なかぎり大人一人で行く
- 買いだめはしないけれど、まとめ買いはする(買い物の頻度を減らす)
12. マスクが有効なのはどのような場合ですか?
以下のような場合には感染防止にマスク着用が有効です。
- 自分自身に咳など風邪症状がある場合
- 2メートル以上の対人距離の確保が難しい場合
- 周囲に体調不良の人がいる場合
*ただし『マスクをしていれば安全』との過信は禁物です。マスク表面にウイルスが付着する等の可能性もあり,扱い方によってはそれ自体が感染源にもなり得ることに注意してください。
13. 家族に新型コロナウイルスの感染が疑われる場合に、家庭でどのようなことに注意すれば良いですか?
感染が疑われる方本人は外出を避けてください。
家族、同居されている方も定期的に体温を測るなど健康観察をし、不要不急の外出を避けてください。特に咳や発熱などの症状がある場合には、職場などには行かないようにしてください。
家族,同居されている方は,以下の点に注意してください(詳しくは、一般社団法人日本環境感染症学会ホームページをご参照ください)。
●部屋を分ける
感染が疑われる方の部屋は個室にしましょう。食事や寝るときも別室としてください。
子どもがいる方、部屋数が少なくて部屋を分けられない場合などは、少なくとも2mの距離を保ち、仕切りやカーテンなどを設置することなども有用です。
●感染が疑われる方の世話はできるだけ決まった方に
心臓、肺、腎臓に持病のある方、糖尿病の方、免疫力の低下した方、妊婦の方などは感染が疑われる家族のお世話をするのは避けてください。
●マスクを着用する
使用したマスクは他の部屋に持ち出さないでください。
マスクの着脱に注意し,マスクを外した後は必ず石鹸で手を洗ってください(アルコール手指消毒剤でも可)。
マスクが汚れたときは、新しい清潔な乾燥マスクと交換してください。
●こまめに手を洗う
こまめに石鹸で手を洗いましょう。
アルコール消毒をしましょう。
洗っていない手で目や鼻、口などを触らないようにしましょう。
●換気する
風の流れができるよう、2方向の窓を、1回、数分間程度、全開にしましょう。
換気回数は毎時2回以上確保しましょう。
●消毒する
物に付着したウイルスはしばらく生存します。ドアの取手やノブ、ベッド柵など共有部分は、70%アルコールで消毒するか,または薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤で拭いた後、水拭きしましょう。
※家庭用塩素系漂白剤は、主成分が次亜塩素酸ナトリウムであることを確認し、濃度が0.05%(製品の濃度が6%の場合、水3Lに溶液を25mL)になるように調整してください。
トイレや洗面所は、通常の家庭用洗剤ですすぎ、家庭用消毒剤でこまめに消毒しましょう。
タオル、衣類、食器、箸・スプーンなどは、通常の洗濯や洗浄でかまいません。感染が疑われる家族の使用したものを分けて洗う必要はありません。洗浄前のものを共有しないようにしてください。特にタオルは、トイレ、洗面所、キッチンなどで共有しないように注意してください。
●汚れたリネン、衣服を洗濯する
体液で汚れた衣服、リネンを取り扱う際は、手袋とマスクをつけ、一般的な家庭用洗剤で洗濯し完全に乾かしてください。
※糞便からウイルスが検出されることがあります。
●ゴミは密閉して捨てる
鼻をかんだティッシュはすぐにビニール袋に入れ、室外に出すときは密閉して捨てください。その後は直ちに手を石鹸で洗いましょう。
IV. 検査,治療,経過について
14. 新型コロナウイルスに感染しているか否かはどのようにして解りますか?新型コロナウイルス感染の有無を調べる検査は, PCR (Polymerase Chain Reaction) 検査が最も一般的です。(一部の国,地域では抗体検査も可能です)。
ただし,実際の検査の可否は,各医療機関の判断によります(検査を考慮する症状・経過,および当地でPCR検査を実施可能な医療機関については大使館HPをご参照ください)。
15. 新型コロナウイルスに感染した場合,どのような薬が使われますか?
新型コロナウイルスそのものそのものに効く抗ウイルス薬は現時点までありません。
発熱,咳,息苦しさなどの各症状に対して,対症療法として解熱剤や鎮咳薬の投与や、点滴等が実施されています。
ぜんそくなどの元からある持病が悪化した場合には,その治療も必要になりますので,主治医と相談してください。
*現在,各国で新型コロナウイルス感染症に対する治療薬およびワクチン開発のための研究が進められている他,以下のような薬の治験が行われています(成分名,カッコ内は商品名)。ファビピラビル(アビガン)
- レムデシビル(---)(注3)
- ロピナビル/リトナビル(カレトラ)
- シクレソニド(オルベスコ)
- ヒドロキシクロロキン(プラケニル)
- ナファモスタット(フサン)
- カモスタット(フオイパン)
- トシリズマブ(アクテムラ)
こられの薬の治験を許可している国・地域において,治験に参加している医療機関で治療を受けている方の中で,治験への登録条件を満たし,かつ治験によって生じうる不都合な結果等を含む詳細な説明を受けた上で治験参加に同意した方のみ
です。
したがって,日本やメキシコを含む世界中のいかなる国・地域であっても,希望すれば誰でもこれらの薬の投与を受けられるところはありませんので,予めご承知おきください。
(注3) 5月7日,レムデシビルが新型コロナウイルス感染症の治療薬として日本で特例承認され,5月中に使用可能となることを目指して検討が進められています(メキシコでは今のところ同薬は承認されていません)。
16. 新型コロナウイルス感染症で入院した場合,入院生活はどのような環境になりますか?
新型コロナウイルス感染症(疑いを含む)で入院した場合,原則として個室隔離になり,病室から自由に出入りすることはできません。
また,感染防止のため,家族や友人の面会はできません(病院スタッフを通じて差し入れ等が可能な場合もあります)。
医療者は個人防護具(Personal Protective Equipment; PPE)をつけた状態で診察や治療を行います。
17. 新型コロナウイルス感染症が治癒した後,免疫はできますか?
今までのところまだ十分な知見は得られていません。
おそらく一定の抗体は作られると推測されますが,抗体の効果の程度や持続時間はよく解っていません。
*SARSウイルスの抗体は2-3年有効な血中濃度を保たれていたとの報告があります。
V. 感染症危険情報レベル,水際対策強化について
18. 外務省の感染症危険情報レベルとはどのようなものですか?
「感染症危険情報」は、新型インフルエンザ等危険度の高い感染症に関し、渡航・滞在にあたって特に注意が必要と考えられる国・地域について発出される海外安全情報です。危険情報の4段階のカテゴリーを使用し,世界保健機関(WHO)等国際機関の対応や,発生国・地域の流行状況,主要国の対応等を総合的に勘案して発出します。
「レベル1:十分注意してください」
「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」
「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」
「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」
*詳細は以下のサイトをご覧ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/masters/kansen_risk.html
19. 現在の感染症危険情報発出状況は?
●各国に対する感染症危険情報の発出状況(5月12日現在)は以下のサイトをご覧ください。メキシコは「レベル3」です。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/info0512.html
20. 日本における新型コロナウイルスに関する水際対策強化とはどのようなものですか?
感染症危険情報のレベル引き上げ又は維持に伴い,水際対策強化(最新:5月14日決定)が行われています。日本到着時の検疫手続きについての詳細はこちらをご覧ください。
●感染症危険情報レベル3の国・地域から日本に到着する場合は?
(1)日本人の場合,
- 日本の空港到着時、PCR検査を実施いただきます。
- PCR検査実施後,入国審査と預け荷物のピックアップを行います。
- PCR検査の結果が判明するまで、「ご自宅等」又は「空港内スペースまたは検疫所が指定した施設等」にて待機いただきます。
(注:検査対象となる方が増加していますので,混雑の状況により1日~2日程度待機いただく場合があります)
(注:「検疫所が指定した施設等」とは,検疫所が契約している空港周辺の宿泊施設です。これらの施設等に行くためには,国が用意した専用バスをご利用していただきますので,ご自身が手配されたレンタカー等で行くことはできません。
(例:4月中旬,レベル3指定のA国から帰国された日本人の方は,検査結果が判明するまで7-8時間程度を要しています。5月上旬,レベル3指定のB国から帰国された日本人の方は,およそ6-7時間程度で結果が判明しています。)
- 「ご自宅等」で待機される場合は,当日質問票にご記入いただくメールアドレス又はお電話番号に検査結果が通知されます。ただし,ご自宅等で待機するためには次の条件等があります。
- 症状が無いこと(空港内のスペース又は検疫所長が指定した施設等で検査結果判断をお待ちになる場合も同様)
- 公共交通機関(不特定多数が利用する鉄道,バス,タクシー,国内線の飛行機,旅客船など)を使用せずに移動できること
- 民泊やウイークリーマンションなど,不特定多数の方に対して反復継続して行われるような事業のご利用は,「ご自宅等」には当てはまりません。
- 「ご自宅等以外」で待機される場合,不特定の方との接触の機会が想定される「ご自身で確保されたホテル,旅館等の宿泊施設」にて待機することはできませんので、「空港内スペースまたは検疫所が指定した施設等」にて待機してください。なお,検査結果が判明するまでに待機する間のホテル等のキャンセル料については,大変恐縮ですがご自身のご負担となります。
- PCR検査の結果が陰性だった場合
- 入国した次の日から起算して14日間は,事前に申告いただいたご自宅又はご自身で確保されたホテル等にて待機していただきます。
- その際,自宅・ホテル等の待機場所からの外出などに,公共交通機関(不特定多数が利用する電車,バス,タクシー,国内線の飛行機,旅客船など)を使用しないで下さい。
- 検疫所長が指定した施設等で検査結果の判明を待機されていた場合,同施設等からお客様が到着された空港へ向かうための専用バスを手配していますので,右をご利用下さい。詳しくは,宿泊施設等に常駐している厚生労働省職員にお尋ねください。
- PCR検査の結果が陽性だった場合
- 入院等の措置が取られますので,現場係官の指示に従ってください。
(2)14日以内にレベル3の国・地域に滞在歴がある外国人の場合,
原則として入国が拒否されます。
●感染症危険情報レベル2の国・地域から日本に到着する場合は?
- 日本人の場合,
- 入国した次の日から起算して14日間は,検疫所長が指定する場所(ご自宅,ご自身が確保したホテルや旅館等宿泊施設)で待機をお願いいたします。
- 待機先への移動につきましては,公共交通機関(不特定多数が利用する電車,バス,タクシー,国内線の飛行機,旅客船など)を使用しないで下さい。
- 外国人の場合は,ビザ停止・ビザなし渡航が停止されており原則として入国が拒否されていることがあります。詳細は最新の水際措置(4月29日付)を個別に確認してください。
VI. その他(参考サイト)
21.参考サイト
(1)日本国政府,行政機関
●首相官邸:新型コロナウイルス感染症対策本部
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/taisaku_honbu.html
● 厚生労働省:新型コロナウイルス関連情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
● 厚生労働省検疫所:新型コロナウイルス感染症について
https://www.forth.go.jp/news/20200129.html
●国立感染症研究所:新型コロナウイルス感染症関連情報
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/9324-2019-ncov.html
(2)国際機関,他国機関
● WHO:新型コロナウイルス感染症関連サイト(英語)
https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019
●CDC(米国疾病予防管理センター):新型コロナウイルス感染症関連サイト(英語)
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-nCoV/index.html
●Johns Hopkins University Coronavirus Resource Center(英語)
https://coronavirus.jhu.edu/
(3)医学団体
●日本感染症学会:新型コロナウイルス感染症関連情報
http://www.kansensho.or.jp/modules/topics/index.php?content_id=31
●日本環境感染学会:新型コロナウイルス感染症への対応について
http://www.kankyokansen.org/modules/news/index.php?content_id=328
●日本渡航医学会:新型コロナウイルス情報~個人と企業に求められる対策~
https://plaza.umin.ac.jp/jstah/index2.html