国立歴史人類学研究所(ENAH)主催セミナー「日本の現代ポップ・カルチャー~マンガやオタク文化を通じたメキシコとの出会い」の開催
平成27年12月1日


11月30日,国立歴史人類学研究所(ENAH)主催セミナー「日本の現代ポップ・カルチャー~マンガやオタク文化を通じたメキシコとの出会い」が開催され,大塚英志国際日本文化研究センター教授が講演を行いました。セミナーは,日墨友好基金を活用して開催されたもので,当館より太田代書記官が出席しました。大塚教授は,マンガ,アニメ,オタク文化に精通した批評家であり,クリエーターです。講演では,第二次世界大戦中に刊行された様々な日本の漫画をウォルト・ディズニーのミッキーマウスに原点があることを,様々な資料の比較を行いながら説明しました。その上で,大塚教授は,ポップ・カルチャーは,文明の成熟に付随して起こる現象であり,グローバリゼーションと資本主義の必然の結果であると述べ,70年以上前の資料をふんだんに引用しつつ,新しい視点が提示されました。セミナーは12月3日までです