海外安全情報(危険情報)の発出について
在留邦人及びたびレジ登録者の皆様へ
海外安全情報(危険情報)の発出について
2月16日、外務省は、メキシコの海外安全情報(危険情報)を改訂して海外安全ホームページ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo.asp?id=264&infocode=2016T044#ad-image-0)に掲載しました。危険情報が発出されている地域及びその概況は以下の通りです。詳細(地域情勢及び滞在にあたっての注意事項)は上記URLを御参照下さい。
●チワワ州フアレス市、タマウリパス州マタモロス市、レイノサ市及びヌエボ・ラレド市
:「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)
●ミチョアカン州(モレリア市、パツクアロ市、ラサロカルデナス市、アンガンゲオ市及びその周辺地域を除く)
:「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)
●ミチョアカン州モレリア市、パツクアロ市、ラサロカルデナス市、アンガンゲオ市及びその周辺地域
:「レベル1:十分注意してください。」(継続)
●タマウリパス州(マタモロス市、レイノサ市、ヌエボ・ラレド市を除く)、チワワ州チワワ市、シナロア州マサトラン市及びクリアカン市、バハ・カリフォルニア州ティファナ市、チアパス州クアウテモック市、イダルゴ市、タリスマン町、コアウイラ州トレオン市、ドゥランゴ州ゴメス・パラシオ市、レルド市、ゲレロ州(タスコ市、シワタネホ市を除く)及びそれらの周辺地域、メキシコ市クアウテモック区テピート地域
:「レベル1:十分注意してください。」(継続)
●ヌエボ・レオン州モンテレイ大都市圏及びそれらの周辺地域
:「レベル1:十分注意してください。」(継続)
注:モンテレイ大都市圏
アポダカ市、ガルシア市、ヘネラル・エスコベード市、グアダルーペ市、フアレス市、モンテレイ市、サンタ・カタリーナ市、サン・ニコラス・デ・ロス・ガルサ市、サン・ペドロ・ガルサ・ガルシア市の9市
●上記を除くすべての地域
:「レベル1:十分注意してください。」(継続)
【概況】
(1)北部国境地域では、犯罪組織間の抗争や、治安当局(軍,警察等)による犯罪組織等の取り締まり及びそれに対する報復によって、各地で死亡者が出ているほか、都市によっては一般市民が巻き添えになる銃撃戦も発生しています。
(2)ミチョアカン州では、犯罪組織と銃器を所持した「自警団」及び治安当局との衝突による銃撃戦が発生するなど治安の悪化がみられます。
(3)ゲレロ州アカプルコ市では、主要ホテル地区の治安は比較的安全なものの、それ以外の地域では、殺人事件が多発しており、情勢は流動的です。また、ゲレロ州全域でも、2015年の人口10万人あたりの殺人発生率は、全国平均の14.06に対して約4倍の56.50と高く、山間部等では銃器を所持した自警団が組織されるなど、引き続き治安が不安定な状況が継続しています。
(4)グアテマラと国境を有するチアパス州は、経済的に貧しく、治安も不安定な地域です。同地域は中南米からの麻薬密輸ルートでもあり、特に国境地帯は犯罪組織など不法集団の活動が活発な地域です。
(5)首都メキシコ市では、テピート地区などを中心に、強盗、窃盗、誘拐、短時間誘拐(被害者を一時的に拘束し、ATM(現金自動預払機)等で現金を引き出させた上で解放するもの)等が発生しています。また、同地区では治安機関に対する暴動やビジネスに絡むと思われる殺人事件等も発生しています。
(6)なお、メキシコでは、短時間誘拐も含めて誘拐事件が多発しています。また、誘拐を含めた多くの犯罪は当局に速報されていないと見られており、犯罪統計(メキシコ当局発表)は、実態の一部しか反映していないと思われる点、注意が必要です。
(7)近年、シリアやチュニジアにおける日本人が殺害されたテロ事件や、パリでの同時多発テロ事件などが発生しています。このように、世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか、これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており、日本人・日本権益が標的となり、テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して、誘拐、脅迫、テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め、日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。
(8)ジカウイルス感染症の流行に伴い、メキシコには別途感染症危険情報を発出しています。ついては、これまで危険情報を発出していない地域についても、引き続き「レベル1:十分注意してください。」を発出します。詳細についてはこちら(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo.asp?infocode=2016T028&id=264#ad-image-13 )を参照してください。
(問い合わせ先)
在メキシコ日本国大使館
Fax:+52(55)5207-7030
★本年夏には参議院議員通常選挙の実施が予定されています。海外で投票するためには,事前に在外公館で在外選挙人登録を行い,在外選挙人登録証の交付を受ける必要があります。在外選挙人登録証は申請から交付まで3か月程度を要する場合がありますので,お早めの手続きをお願いします。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/senkyo/index.html
★外務省海外安全ホームページでは,海外における安全対策としての注意事項をまとめた各種資料を公開していますので,皆様の海外安全対策にお役立てください。
<海外安全虎の巻>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/tora_2016.pdf
<海外赴任者のための安全対策小読本>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/overseas2013.pdf
<海外における脅迫・誘拐対策Q&A>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/kyohaku2013.pdf
★万が一,犯罪被害に遭われた際は,当館領事班までご連絡ください。
★在留届はインターネット上で提出することができます。転居等により連絡先が変更になった,あるいは帰国する場合にもインターネット上で手続きできます。
在留届電子届出システム http://www.ezairyu.mofa.go.jp/
★日本人の安全に関わる情報等広く周知すべき情報は,在留届に登録されたメールアドレスに送信されます。その他の情報に関する大使館からのお知らせメールの受信登録,削除及びメールアドレスの変更は,次のURLからお願いします。