感染症危険情報(中南米等におけるジカウイルス感染症の流行)の更新について(2016年2月19日)

平成28年2月19日
 在留邦人及びたびレジ登録者の皆様へ

感染症危険情報の更新について

 

 中南米等におけるジカウイルス感染症の流行に関し,2月19日,外務省は感染症危険情報を更新し,海外安全ホームページ( http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo.asp?infocode=2016T049 )に掲載しました。更新内容は下記のとおりです。危険情報の全文については,上記URLを御参照ください。
 
[前回からの更新内容]
●「2.発生状況」にオランダ領アルバ及びボネール島を追加。
●「3.ジカウイルス感染症と小頭症等との関連」中の小頭症の疑い例を含む報告数を更新。
●「4.その他の蚊媒介感染症(デング熱,チクングニア熱)への注意」を追記
●「6.流行地域からの帰国時・帰国後の対応(日本国内の検疫について)」を追記
 
 なお,2月15日にメキシコ保健当局は,メキシコ国内において本年2月6日までに累計80名のジカウイルス感染症患者が確定診断されたと公表しています。確定診断された患者が発生した地域はこれまでと変わりなく,ヌエボ・レオン州,ハリスコ州,チアパス州,シナロア州,オアハカ州,ゲレロ州,ベラクルス州及びユカタン州の計8州となっています。また,チアパス州,オアハカ州及びベラクルス州で計6名の妊婦への感染例があったことも併せて公表されていますが,小頭症の発生の報告はありませんでした。
 ジカウイルス感染症には特別な治療や予防のためのワクチンはありませんので,蚊に刺されないことが最も有効な予防手段となります。ネッタイシマカは日中から夕方に活動的になり,人を刺すことが多いので,特にこの時間帯は肌の露出を避け,蚊に対して有効な虫除け剤(成分としてディート(DEET),ピカリジン(Picaridin,Icaridinとも表記されます)またはIR3535を含むもので,これらはメキシコ国内で入手可能)を使用するなどして蚊に刺されない工夫をすることをお勧めします。これらの成分を含む製品の例は次のとおりです。
 
・OFF!
http://www.scjohnson.com.mx/off/home.html
 
・mon amour
http://monamour.mx/repelente-contra-insectos-de-120-ml250ml/
 
・Bull Frog
http://www.bullfrogsunscreen.com/espanol/mosquito-coast.html
 
(問い合わせ先)
在メキシコ日本国大使館
Tel:+52(55)5211-0028
Fax:+52(55)5207-7030
 
★本年夏には参議院議員通常選挙の実施が予定されています。海外で投票するためには,事前に在外公館で在外選挙人登録を行い,在外選挙人登録証の交付を受ける必要があります。在外選挙人登録証は申請から交付まで3か月程度を要する場合がありますので,お早めの手続きをお願いします。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/senkyo/index.html
★外務省海外安全ホームページでは,海外における安全対策としての注意事項をまとめた各種資料を公開していますので,皆様の海外安全対策にお役立てください。
<海外安全虎の巻>
 http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/tora_2016.pdf
<海外赴任者のための安全対策小読本>
 http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/overseas2013.pdf
<海外における脅迫・誘拐対策Q&A>
 http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/kyohaku2013.pdf
★万が一,犯罪被害に遭われた際は,当館領事班までご連絡ください。
★在留届はインターネット上で提出することができます。転居等により連絡先が変更になった,あるいは帰国する場合にもインターネット上で手続きできます。
在留届電子届出システム http://www.ezairyu.mofa.go.jp/
★日本人の安全に関わる情報等広く周知すべき情報は,在留届に登録されたメールアドレスに送信されます。その他の情報に関する大使館からのお知らせメールの受信登録,削除及びメールアドレスの変更は,次のURLからお願いします。
https://www.mailmz.emb-japan.go.jp/mailmz/menu?emb=mx