感染症広域情報の発出について(2016年1月27日)
メキシコ滞在中の皆様へ
感染症広域情報の発出について
1 1月26日,外務省は下記3件の感染症広域情報を発出しました。
(1)中南米地域におけるジカ熱の発生(妊娠予定及び妊婦の方は特にご注意ください。)(その2)
→ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2016C029
(2)海外における麻しん(はしか)の発症に備えた注意
→ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2016C030
(3)狂犬病~もし咬まれたら,すぐに医療機関へ
→ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2016C034
2 ジカ熱,麻しん,狂犬病について,メキシコにおける現状は次のとおりですので,感染予防の参考にしてください。
(1)ジカ熱
メキシコ保健当局の発表では,本年1月16日までに確定診断されたジカ熱患者の総数は18名となっています。これまでに患者が発生した地域は,ヌエボ・レオン州,ハリスコ州,チアパス州の3州ですが,今後はこれ以外の地域へ拡大する可能性が高いと思われます。ジカ熱に対する特別な治療やワクチンはありませんので,蚊に刺されないようにすることが最も有効な予防手段です。なお,メキシコ国内では妊婦への感染や小頭症の発生の報告はまだありません。
(2)麻しん
メキシコでは2012年以来麻疹患者発生の報告はなく,中南米諸国でもブラジル以外の各国では0ないしごく少数の発生にとどまっています。これは中南米各国における,予防接種を軸とした麻しん対策の成果と考えられます。しかし,アジアやアフリカの一部の国では,未だに大規模な感染が起こっている地域もあり,日本国内の感染排除状態を維持するためにも,定期予防接種の完了が重要です。
(3)狂犬病
メキシコでは昨年,犬に咬まれたことによる狂犬病発生の報告はありませんでした。犬への予防接種が浸透していることもあり,犬からの狂犬病のリスクは低くなっていますが,コウモリなど他の動物から感染する可能性は否定できませんので,これらの動物に咬まれることのないよう注意して下さい。また,都市部の病院では咬まれた後の発症を予防するワクチンや免疫グロブリン製剤を常備しているところもありますが,地方の病院ではその在庫が切れているところが多いため,動物に咬まれるリスクのある活動をする場合は,事前にその地域の医療機関に確認をすることが必要です。
(問い合わせ先)
在メキシコ日本国大使館
Fax:+52(55)5207-7030
★外務省海外安全ホームページでは,海外における安全対策としての注意事項をまとめた各種資料を公開していますので,皆様の海外安全対策にお役立てください。
<海外安全虎の巻>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/tora_2015.pdf
<海外赴任者のための安全対策小読本>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/overseas2013.pdf
<海外における脅迫・誘拐対策Q&A>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/kyohaku2013.pdf
★万が一,犯罪被害に遭われた際は,当館領事班までご連絡ください。
★在留届はインターネット上で提出することができます。転居等により連絡先が変更になった,あるいは帰国する場合にもインターネット上で手続きできます。
在留届電子届出システム http://www.ezairyu.mofa.go.jp/
★日本人の安全に関わる情報等広く周知すべき情報は,在留届に登録されたメールアドレスに送信されます。その他の情報に関する大使館からのお知らせメールの受信登録,削除及びメールアドレスの変更は,次のURLからお願いします。