建築家・金野千恵氏の国立自治大学(UNAM)建築学部における講演会(2019年10月10日)

令和元年10月12日


10月10日,国際交流基金メキシコ日本文化センターの主催で,「余白の想定」という演題のもと,建築家・金野千恵氏の講演会が国立自治大学(UNAM)建築学部カルロス・ラソ劇場にて行われました。金野氏は建築を美的側面からだけでなく,人口問題や東京やメキシコシティといった都市部における共生問題の側面からも捉えて活動しており,都会において我々が直面する介護や子育てといった課題を,建築によってコミュニティの共生を促進することにより,解決できると提唱しています。
講演会に出席した桑名公使は,丹下健三氏,伊東豊雄氏,安藤忠雄氏といったメキシコにて活躍した日本人建築家について言及しつつ,建築分野における日本とメキシコの長く充実した協力関係について述べ,さらに,今回の金野氏の講演が日本とメキシコの新しい世代の建築家の協力関係に資することを期待する旨述べました。