文化トピックス①Quema de Judasコンテス


 

(文化トピックスでは日本と関係のあるメキシコ文化の紹介を行います。)

 

Quema de Judasとは、中世に起源を有するメキシコの伝統的なお祭りの一つです。現世の災厄などを人形に託し、爆竹で吹き飛ばします。


以前はメキシコ市を始めメキシコ各地で行われていたお祭りですが、現在では殆どの地方で廃れてしまっています。トルーカ市にアトリエを持つルイス・ニシザワ画伯(メキシコ生まれの日系2世)と、地元で著名な郷土史家でもあるメキシコ州立ルイス・ニシザワ美術館館長が中心となって、廃れて久しいこのお祭りを復活させるため努力しています。市民の参加意欲を高めるためコンテスト形式を採用し、今年で17回目となります今年のコンテストは、4月3日(土)、州庁舎前のソカロ広場で行われ、聖週間の最中とあって、数万人の家族連れ市民で賑わいました。コンテストでは、人形(2~3メートル大で、竹と紙で作られています)のデザイン性と爆破の華麗さで競い合うそうです。このコンテストにはニシザワ画伯の招待を受け、小野大使が審査員として出席し、日墨交流400周年を記念して「大使賞」を授与しました。

 

 

 
     
 

 

 

 
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