2月6日、山田大使は、草の根・人間の安全保障無償資金協力によりオアハカ州ティルカヘテ村にて建設していた「ティルカヘテ村木工細工訓練・デザインセンター」の開所式に出席しました。
山田大使は、開所式の挨拶で「本件の援助の原資は日本国民の支払う税金で賄われており、このセンターが効果的、効率的に活用されることを強く期待する。本件が日本とメキシコ、オアハカ州との友好関係強化に資することを願う」と今後の日墨両国の関係強化への期待を述べました。
同施設は、オアハカ州ティルカヘテ村の幹線道路沿いに建設したもので、同州の特産品である木工細工「アレブリヘス」の製作手順の実演及び観光客に製作体験してもらうとともに展示販売を行う施設です。本施設の建設により、ティルカヘテ村でアレブリヘスの製作に従事している職人の所得向上に資することが期待されています。また、オアハカ州は、アレブリヘスを始め、織物、陶器、金属細工などの美しい民芸品で有名ですが、同施設はこれら民芸品職人の訓練、研修にも活用されることになっています。
※草の根・人間の安全保障無償資金協力は、開発途上国の地方公共団体やローカルNGO等が現地において実施し、草の根レベルに恩恵をもたらすプロジェクトに対し、当該国の諸事情に精通している現地の日本国大使館が中心となって資金協力を行うものです。
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