2009年3月24日
経済班
〜草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクト署名式典の開催〜
○ 3月19日、プエブラ市サン・ペドロ美術館において行われた日墨交流400周年記念式典の機会を捉え、我が国からメキシコに対し小学校建設改修事業を行うための署名式典が行われました。これは同州サポティトゥラン・サリーナス市の小学校に対し、老朽化した教室を建て替えるとともに、安全な体育教育が行う事が出来る運動施設を建設するための援助です。
○ 「草の根・人間の安全保障無償資金協力」は、諸外国の地方政府や教育・医療機関及び地域で活動しているNGO(非政府団体)が実施するプロジェクトに対し、日本の在外公館が中心となって行う資金協力であり、メキシコにおいては1997年以降、基礎教育、民生環境などの分野において、これまでに合計71件の支援を実施して参りました。
○ 当日は出張中の伊藤外務副大臣、マリオ・マリン・トレス州知事、ブランカ・アルカラ・ルイス/プエブラ市長、アグスティン・フィロゴニオ・パチェコ/サリーナス市長をはじめとする州政府関係者や、小学校関係者、一般市民式典及び報道関係者などを含め出席者200名を越える盛大な式典となりました。
○ 式典は両国国家斉唱に始まり、伊藤副大臣、州知事の挨拶の後に、署名式典が行われ、式典の最後には橋本副大臣、本使及びマ州知事による鏡割りが行われ、その模様は多くの報道関係者により取材されるなど、我が国の国際協力の現状や文化等が広く広報されました。
○ 日本大使館としましては、今後もメキシコ国内の貧困削減、保健・医療分野及び基礎教育分野に関する援助ニーズに積極的に応えて行くこととしています。
(掲載写真)
【式典の模様】

【伊藤副大臣、小野大使、プエブラ州知事による鏡割り】

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