領事部からのお知らせ
3月
 

平成19年3月12日

メキシコ市タクバヤ地区「ペリフェリコ」上での強盗事件の多発について

 

メキシコ市のタクバヤ地区付近を通る「ペリフェリコ」上で、朝夕のラッシュによる渋滞時に乗用車運転手を狙った強盗事件が多発しています。
すでに、市警察も取締りに乗り出していますが、やむを得ず渋滞の時間帯に同地区を通過しなければならない際には、下記の注意事項等に留意いただくようお願いいたします。
また、3月上旬、単発ではありますが、ポランコ地区のマサリック通りでも、邦人の方が、車両運転手を対象としたピストル強盗(未遂)の被害に遭っております。
メキシコ市の一般治安は、車の中だから大丈夫とは決して言えない状態です。渋滞時や停車中は、常に周囲の状況を観察することを忘れず、早めの危険回避を心がけるようお願いいたします。

1 強盗事件発生状況
(1)多発日時 平日の朝夕
(2)多発路線 メキシコ市タクバヤ地区付近(ペリフェリコ上)
(3)犯行形態 朝夕のラッシュ時の渋滞を利用し、集団(少年被疑者を含む)で、停車あるいは低速走行中の乗用車の運転手に対し、ピストル等をつきつけ、財布その他の金品を奪い取るもの。一度に複数の車両が狙われています。

 

2 対応策(留意事項)
(1) 可能な限り、危険な時間帯は同所付近の通行を避ける。
(2) 停車時、あるいは低速走行時に、安易に窓を開けない。またドアは必ずロックしておく。
(3) 停車時、あるいは低速走行時は、周囲に怪しい人物・集団がいないか注意を払う。
(4) 渋滞中も、車の前方に若干のスペースは常に確保するように心がけ、犯人との距離が遠く、かつ左右の車線に脱出する余裕がある場合は、速やかな現場離脱を図る。
(5) 万一の際に、奪われても諦めのつく見せ金、財布等を車の取り出しやすい場所に準備しておく。
(6) 不幸にも、停車中にピストル等を突きつけられた場合は、抵抗せず、窓を開け、ゆっくりとした動きで、上記(5)の財布等を差し出す(急な動きは相手の発砲を誘うおそれがある)。

以 上


平成19年3月8日

 

メキシコ市中心部における自称アメリカ人による詐欺事件の再発生について

メキシコ市では、一昨年来、レフォルマ通り等を中心に、自称アメリカ人が、「今日中にアメリカに帰らなければならないが、タクシー強盗に遭い所持金がなくなった。貴方の口座に妻が送金するので、それを引き出してもらえないか」等と偽り、邦人等から多額現金(日本円30~50万円相当)を騙し取る詐欺事案が断続的に発生しています。
ここ数ヶ月間、同事案についての邦人の被害発生は確認されていませんでしたが、先週末(3/4)に、メキシコ市シウダデラ市場と地下鉄クアウテモック駅近くの路上で、2件の未遂事案が発生しました。犯人に話しかけられた方は、お二人とも、以前の「領事部からのお知らせ」等の情報により、詐欺事件の犯人と気づき、難を逃れられております。
メキシコ市検察庁に確認したところ、日本以外の国から来た観光客も同様の被害に遭っているとのことで、犯人は、メキシコ市の中心部の観光地等において、外国人等を狙い犯行に及んでいるものと思われます。
犯行の概要や手口は以下のとおりです。万一、話しかけられた際は、相手にしないで現場からできるだけ早く離れるように心がけてください。

 

1.容疑者
自称アメリカ人
年齢 40歳過ぎくらい
身長 180センチメートルくらい
体格はがっちり、頭髪は薄い

 

2.発生場所
メキシコ市レフォルマ通り周辺での犯行が多い

 

3.犯行手口
「タクシー強盗に遭い所持金がなくなった」「銀行での証明に貴方のIDを使わせてほしい」等と申し向け、最終的には、被害者の口座にネットによる現金入金があったものと誤信させて、多額現金を騙し取るものです。

 

4.対応時の注意事項
・見知らぬ人に話しかけられたときは、相手を安易に信用しない。
・カード等は持っていないと説明し、できるだけ早く現場を離れる。
・アメリカからであれば送金サービスもあると聞くので、アメリカ大使館に相談に行くよう伝える。
等の対応により、相手から可能な限り早く離れるよう心がけてください。


また、今後、この手の犯罪の被害に遭いそうになった方は、お手数ですが、犯人の特徴、犯人から話しかけられた状況等を当領事部までお教えいただければ幸いです。

以 上

 

 
 
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