2012年4月19日
在メキシコ日本国大使館
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FAX:(55)5207-7030
大使館からのお知らせ
ポポカテぺトル山の火山活動活発化にともなう注意喚起について
メキシコシティ近郊プエブラ州にあるポポカテペトル山の火山活動に関して、火山に対する警戒レベルが黄色(Amarillo)・フェーズ3(7段階のうち下から5段階目に該当)に1段階引き上げられたことが、4月16日に内務省市民保護局を通じ国立災害予防センターから発表されました(注)。
これは、火山活動が数ヶ月前から活発化してきていること、さらに先週の金曜日から溶岩ドームが拡大したことなどが報告されたことによります。
当局はメキシコ州、モレロス州、プエブラ州、トラスカラ州内における火山周辺の居住者に対しては当局の発表に注意を払い、安全な場所へ退避する訓練を実施するよう勧告し、半径12キロメートル以内の制限エリアにおける観光活動を禁止しています。
火山周辺の居住者や観光客の方は火山活動に十分な注意を払い,当分の間,当局の発表に注視してください。
(注)警戒レベルの段階
警戒レベルは緑・黄・赤の3色に色分けされており,各色の中でさらに2~3段階に区分される。
緑(Verde)・・・正常(Normalidad),フェーズ1及び2(2段階)。
・フェーズ1:正常。
・フェーズ2:噴気孔及び火山性地震活動が見られる。
黄(Amarillo)・・・注意(Alerta),フェーズ1から3(3段階)。
・フェーズ1:頻繁な火山性地震の発生,噴気孔からの噴煙またはガス及び火口周辺に少量の火山灰の放出。
・フェーズ2:噴火活動の段階が小規模から中規模。近隣地域に少~中程度の降灰。狭い範囲での火砕流及び土石流発生の可能性がある。
・フェーズ3:噴火活動の段階が中規模から大規模。溶岩ドームの拡大,マグマ噴出,噴火活動が活発となり近隣地域への降灰の可能性がある。
赤(Rojo)・・・警報(Alarma),フェーズ1及び2(2段階)。
・フェーズ1:噴火活動の段階が中規模から大規模以上。火山性放出物(噴石)が近隣から周辺地域へ到達し,遠方地域まで目に見える降灰の可能性がある。
・フェーズ2:非常に激しい噴火活動。大規模な噴火が発生し,溶岩が広範囲に流れ出し,土砂崩れ等が発生し,多量の火山灰や火山礫が広範囲にわたり振る可能性がある。
以上