注意喚起(アグアスカリエンテス州における車両に対するパンク事案)

 

2013年6月4日
メキシコ在住の皆様へ

在メキシコ日本国大使館

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大使館からのお知らせ
注意喚起(アグアスカリエンテス州における車両に対するパンク事案)

 

 

3月12日(火)午後8時30分ころ,メキシコ人運転手が日本からの出張者をアグアスカリエンテス空港に出迎え市内に移動中,45号線上の第3環状線交差点の赤信号でとまったところ,後続の車から1名男が降りるのを確認したが気に留めなかった。信号が緑色に変わり第2環状線で右折したところパンクしている感じがしたため路肩に車をとめ降りたところ,前後を挟む様にさきほど後続にいた車と別の車がとまった。どちらかの車から男1名が降り近づいてきたため,メキシコ人運転手は不審に思い,パンクしたまま急いで車を発車し,近くのガソリンスタンドへ逃げ込んだ。再度タイヤを確認したところ,後輪右側のタイヤに鉄パイプ様の金属棒(長さ3,4センチで中が空洞)が突き刺さっていた。空気が抜けるような仕組みに細工されており,信号停車中に仕掛けられたものと思われる。

 

本事案については,車両をパンクさせた後に強盗等を企てていた可能性があるため車両を運転する際は以下の点を参考にして注意してください。


1 道路上における強盗の手口
・Tachuela(画鋲様のくぎ)等を道路に撒く又は丸太を道路上に置き車両を停車させて襲う。
・車両のフロントガラスに投石をし,車両が停車したところを襲う。
・ドライバーが何らかの理由(タイヤの点検等)で車両から降りたときに,ドライバーの不注意を襲う。
・偽りの検問所を設置する。
・2台の車両で前後を挟み車両を停車させ襲う。
・トペ(路面突起)で車両が減速したところを襲う。
・物売りなどが信号停車中に車内の荷物の状況を確認して仲間に知らせ,次の信号等で停車したところを襲う。

2 高速道路等の道路上で強盗を防ぐためのアドバイス
・給油,食事場所などは事前に計画し,不要な停車はなるべく避ける。
・高級車あるいは人目を引く車両,高級品の所持は出来る限り避ける。
・出来るだけ昼間に運転をし,一般道でなく高速道路を利用する。
・車両故障による無駄な停車を避けるため,車両の状態,機械・電気系統の点検を行う。
・家族や友人が自分の現在地を把握出来るよう,定期的に居場所を連絡する。
・車外から携帯電話・時計・カバンなどの貴重品が見えない場所に置く。
・万が一不幸にして強盗に遭ってしまった場合は,生命の安全を最優先に考え,できるだけ抵抗しない。急な動きは,相手に金品を取り出すためであっても,武器を出そうとしていると誤解される可能性があるので,「ゆっくりとした動作」を心掛ける。


以上


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