注意喚起(グアナファト州における車上狙い被害の多発及び車両強盗について)

 

2013年11月15日

メキシコ在住の皆様へ

在メキシコ日本国大使館
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FAX:(55)5207-7030

 

 

大使館からのお知らせ
注意喚起(グアナファト州における車上狙い被害の多発及び車両強盗について)

 

 

本年1月1日から11月12日まで,大使館に報告されたグアナファト州の邦人被害件数は38件(前年同期比+27件)で,そのうち20件が窃盗(車上狙い)の被害です。その他,同州では本年になってからけん銃を使用した邦人被害の強盗事件が数件発生していますが,11月7日には車両強盗事件が発生しました。

 

車上狙い被害:10月27日午後12時ころ,イラプアト市内ショッピングセンター駐車場に車両をとめていたところ,運転席鍵穴をこじ開けられ,レジャーシートで隠していた隣のスーパーで買い物をしたばかりの食材等を窃取された。

 

車両強盗被害:11月7日午後11時40分頃,在留邦人が仕事を終えて,国道45号線をサラマンカ方面に走行していたところ,前方を走行していた車両が陸橋上の分岐点をイラプアト市方面に進入したものの,すぐに分岐点を逆送してきて邦人男性の車両を追い越して,前方でブロックするような形で無理矢理停車させられた。前方の車両からは30歳前後の犯人が降りてきて,窓越しにけん銃を突きつけてきて,早く降りろというような仕草をしたため邦人男性はエンジンを掛けたまま手を上げて車外に出た。犯人が前方の車両に連れて行こうとしたため拒んだところ,別の車両が後方から近づいてきた。すると,犯人は邦人男性の手を離して,邦人男性の車両に乗り込むと,前方の車両とともに猛スピードで陸橋を直進してサラマンカ方面へ逃走した。車内にノートパソコン,財布を置いていたが車ごと強取され,邦人男性は現場に取り残された。怪我はなし。

 

車上狙いに対する防犯対策は以下の点を参考にして注意してください。

・車上狙い被害の最大の防止策は車内に荷物を残さない。(トランク内でも荷物を残さない)
・ショッピングセンター駐車場に洗車や車両を誘導する者が多数いても車上狙いの被害が発生している。(仲間又は見て見ぬ振りをしている可能性がある)
・コンビニエンスストア等に立ち寄るための短時間駐車でも被害が発生。
・車両の窓ガラスを割る手口以外に,最近は車両ドアの鍵穴をこじ開ける手口が増加している。(その場では被害に遭ったことを気が付かず,自宅等に戻ってから気が付く。また,アラームをセットしていても鳴っていない模様。)

車両強盗や道路走行時の防犯対策については以下の点を参考にして注意してください。
・車両乗車時に周囲を警戒するとともに,出発直後にはバックミラーで不審な車両が後方を走行していないか確認する。
・夜間また通行量の少ない道路での走行を出来る限り避ける。
・夜間走行する場合は,単独を避け複数で走行する。
・常にバックミラーで後方や周囲の車両に警戒をし,不審な車両があれば付近のガソリンスタンドや店舗でやり過ごす。
・家族や会社関係者に定期的に居場所を連絡する。
・携帯電話・時計・カバンなどの貴重品は,車外から見えない場所に置く。
・高級車あるいは人目を引く車両は出来る限り避ける。
・強盗に遭った場合は,生命の安全を最優先に考え,できるだけ抵抗しない。急な動きは,相手に金品を取り出すためであっても,武器を出そうとしていると誤解される可能性があるので,「ゆっくりとした動作」を心掛けるようにする。

   
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以上

 
 
 
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