注意喚起(犯罪被害者にならないために)

 

2015年5月1日


注意喚起(犯罪被害者にならないために)

 

 

 2015年1月から4月末までに、30件の邦人被害が当館へ届出られています。特に本年は、メキシコ市内における観光者に対する強窃盗被害が多く発生しているほか、グアナファト州等の地方都市における車上狙い被害も引き続き発生しています。


海外では、日本人は裕福で多額の現金や貴重品を持っているという先入観を持たれており、財産犯罪のターゲットにされるケースが多くあります。当地への渡航・滞在に際しては「ここは日本ではない!」という意識を持ち、犯罪被害に遭わないよう、十分な注意をお願いします。

 

1 被害事例
(1)デジタルカメラを首から下げ地下鉄に乗車していたところ、駅で下車する際に数名の男に身体を押さえつけられ、旅券、現金、クレジットカード等在中のウエストポーチを強奪された。
→デジタルカメラ、ガイドブック等、ひと目で観光客とわかるような様相は、犯罪のターゲットになりやすく危険です。特に観光地や空港、地下鉄駅、バスターミナル等では十分周囲を警戒してください。また、万一に備え、旅券、クレジットカードは現金とは別に持つよう心がけてください。

(2)車のタイヤがパンクしたため、路上に車を停車し、車外にて携帯電話で通話していたところ、近づいてきた男にけん銃を腹部に突きつけられ、携帯電話及び財布の中の現金を強奪された。
→人気のない場所等を走行する際は、他車にぶつけられたと思っても、またパンク等の車の故障があっても、そのまま走り続け、ガソリンスタンド等の明るく多くの人がいる場所に停車することをお勧めします。

(3)ガソリンスタンドにおいて,給油後に敷地内トイレへ行くため車を離れたところ,窓ガラスを割られ車内に置いていたPC等を窃取された。
→数分でも車から離れるときは、荷物は車内に置かず、窓を閉めてロックしてください。また荷物をトランクへ入れる場合も、入れているところを見られると、トランクをこじ開けられて被害に遭うことがあります。

(4)自称米国人の男に英語で呼び止められ、「本日中に米国に帰らなければならないがタクシーに航空券,財布を入れていたコートを盗られたので助けてほしい」と頼まれ,現金21万円相当をだまし取られた。
→一見、親切そうな人であっても、安易に他人を信用することは危険です。少しでも怪しいと感じたら「ノー」と断ってください

 

2 邦人被害の概況(2015年1月~4月)
(1)罪種別(未遂含む)
ア 強 盗/8件
イ 窃盗(車上狙い)/7件
ウ 窃盗(置引き)/4件
エ 窃盗(スリ)/4件
オ 窃盗(客室狙い)/1件
カ 窃盗(自転車盗)/1件
キ 恐 喝/2件
ク 詐 欺/3件

(2)発生地域別
ア メキシコ市/14件
イ グアナフアト州/7件
ウ キンタナロー州/2件
エ アグアスカリエンテス州/1件
オ キンタナロー州/1件
カ ケレタロ州/1件
キ サンルイスポトシ州/1件
ク チアパス州/1件
ケ ハリスコ州/1件
コ ミチョアカン州/1件
サ メキシコ州/1件

 

 外務省海外安全ホームページでは,海外における安全対策としての注意事項をまとめた各種資料を公開していますので、皆様の海外安全対策にお役立てください。


<海外安全虎の巻>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/tora_2015.pdf
<海外赴任者のための安全対策小読本>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/overseas2013.pdf
<海外における脅迫・誘拐対策Q&A>
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/kyohaku2013.pdf

★万が一,犯罪被害に遭われた際は,当館領事班までご連絡ください。
★当館ではEメール配信サービスを行っております。日本人の安全に関わる情報等広く周知すべき情報は、在留届に登録されたメールアドレスに送信されます。 その他の情報に関する大使館からのお知らせメールの受信登録、削除及びメールアドレスの変更は、次のURLからお願いします。

https://www.mailmz.emb-japan.go.jp/mailmz/menu?emb=mx

 

 

 
 
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