1968年のメキシコ・オリンピック開催を記念して、「友好の道」(Ruta de Amistad)と題して、日本の他諸外国及びメキシコの芸術家によるオブジェが寄贈され、オリンピック・スタジアムからの17kmのペリフェリコ道路上に1.5km毎に配置されました。その後、都市化の流れの中人々の記憶から忘れ去れてきた作品群は損傷著しい状態でしたが、約10年前にこれら作品群を保護するための団体Patronato de la Ruta de Amistad が創設され、関係国大使館、メキシコ内外企業、各種財団からの協力を得ながら保存・修復のための活動を行っています。高架高速道がペリフェルコ通りに建設中の現在、Patronatoでは近い将来、作品群を移転させたいとの構想を有しています。
日本が寄贈したオブジェ(高橋清氏(故人)製作の「球体」)は、2011年3月に2度目の修復が施され、完成当時の美しさを回復しています。

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