タバスコ州大規模洪水にかかる注意喚起
 
 

 

 

 

 タバスコ州では、前週からの大雨の影響で、州内を通るグリハルバ川の氾濫等による大規模洪水が発生し、州都ビジャエルモッサは現在も水浸し状態となっています。タバスコ州では、同市以外でも低地部はほぼ全域で冠水が発生し、今回の水害による被災者は、チパアス州等の周辺州も併せ、計100万人以上といわれています。このため、メキシコ政府は、ビジャエルモッサ市へ続く幹線道を事故防止のため一部閉鎖した他、タバスコ州においてデング熱、マラリア及びコレラの感染が拡大することを懸念する警戒を発出しています。また、現地での略奪行為の発生に備え、治安部隊の出動も見込まれているところです。


 このように、タバスコ州及びチアパス州などの周辺の州では、当分の間、情勢の変化に注意する必要があります。同地区に居住、滞在されている方、同地区の移動を予定されている方は、刻々と変化する現地の情勢につき、逐次情報収集していただき、その移動・通過の判断については十分な注意を払ったうえ、安全確保に努めるようお願いします。

 

2007年11月6日掲載 

 
 
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