1 日程
9月23日(日)~9月25日(火)
2 訪問先
1) 墨政府関係 (ロメロ・メヒア名誉領事同席)
ホセ・オスナ次期BC州知事、エウヘニオ・エロルドゥイ現BC州知事、ホルヘ・ラモス次期ティファナ市長、セルバンテス州知事顧問、エンセナダ港、BC州自治大学学長(同大学でのセミナーに参加)他
2) 日系社会関係
フミエ・ツチヤ エンセナダ日系人協会会長(エンセナダ託児所訪問)、ベルネシオ・キヨタ メヒカリ日系人協会会長、オラシオ・コハクラ ティファナ日系人協会会長(「ティファナ市若年者等貧困層支援計画」開所式参加)
3) 企業関係者
原田JMA会長兼シャープ社長(工場、デイケアセンター、クリニック訪問)、川村ソニー社長(工場訪問)、久我トヨタ社長(工場訪問)
3 要旨
- 地方政府要人との間で①環境問題、②裾野産業育成等について意見交換を行った。日墨協力の推進に当たり、特に具体的な協力案件発掘に関しては連邦政府とともに、地方政府との連携も重要であることが改めて浮き彫りになった。
- 日系社会関係では、草の根案件の開所式(ティファナ日本人協会)に参加したほか、エンセナダ日本人協会にも訪問したところ、いずれも、100人程度の関係者が集まり、地方における日系社会の団結力を実感した。
- 日系工場のシャープ、ソニー、トヨタを訪問したが、いずれも、人材育成に力を入れているとの説明があったほか、メキシコ裾野産業育成への強い期待が表明された。
- BC州自治大学で行われたBC州、アジアセミナーでは、小野大使のプレゼンに対し、聴衆から、①地球環境に向けた日墨協力の可能性、②JMA企業への就職と技術訓練の取組、③エンセナダ・ワイン等の対日輸出の可能性、等の質問があり、日本に関する関心の高さがうかがわれた。
4 概要
1) 政府関係者関係(先方の発言)
① ホセ・オスナ次期州知事

② エウヘニオ・エロルドゥイ現BC州知事

③ ホルヘ・ラモス次期ティファナ市長

④ フアン・カルロス・オチョア 運輸通信省エンセナダ港湾局
⑤ 墨経済省重工業担当課長
2) 日系社会関連
① ティファナ日系人協会(「ティファナ市若年者等貧困層支援計画」開所式参加)
草の根の資金を活用して、日本語教室等を開くため、日系人協会の建物に二階を増築した。大使の訪問にあわせて、開所式を実施。ティファナのみならず、エンセナダ、メヒカリ等からも関係者が集まり、盛大な開所式となった。

② エンセナダ日系人協会
○ 日系人協会を訪問したが、100名程度の関係者に日の丸の旗で迎えられるなど、大歓迎を受けた。また、関係者が資金を出し合い、建物を増築して、日本語教室用の部屋を設置。大使の訪問にあわせて、開所式を行った。
○ 平成15年度草の根案件の「託児施設」を訪問したが、料理教室、コンピュータ教室なども併設され、現在も有効に活用されており、エンセナダ市長をはじめ、関係者から感謝と高い評価を受けた。

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